地球学コース 地層科学分野

地層科学分野とは

地層科学分野は、地球の過去?現在の姿を理解して、地球の歴史から私たちの将来を考えるうえで必要な情報を発見し、それを社会に提供していく学問分野です。地球環境の急激な変化やさまざまな災害から身を守り地球規模の課題に取り組むために、地球に関する知識を蓄え、自然の営みを解明することが私たちに求められています。

地球の活動は地殻変動や台風、地震、旱魃(かんばつ)と多岐にわたります。しかも、それぞれの現象はお互いに無関係に見えても、実はさまざまなところで密接な関係を持っています。日本で見られる気候変動が、南アメリカ沖の海水温と関係していること(エルニーニョやラニーニャ)はその好例です。こういった地球の活動の複雑さは、お互いに全く無関係に見える現象が、最終的には密接に関連していることを示しています。
地層科学分野では,地層に残された堆積構造,岩石?鉱物の組成,含まれる化石,変形構造などから、過去の地球環境についての情報を読み取る方法を学びます。さらに,それらの手法を用いて過去の地球環境の変遷を解明し、将来の地球環境の予測に役立てていきます。これらの知識は地球の歴史を理解するだけでなく地球表層で見られる諸現象の解明に繋がり、自然災害の軽減や防災などに役立ちます。
この分野の教員紹介

吉田 孝紀

地球史を記録しているメディアは太古の昔から連綿と作られてきた堆積岩です

山田 桂

小さな化石を使って、過去の気候変動や地球環境の変化を調べています。

常盤 哲也

付加体は日本列島の土台です

山田 昌樹

過去数千年間の地震?津波履歴を解明するための津波堆積物188bet体育_188bet备用网址に取り組んでいます。
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