総合人間科学系188bet体育_188bet备用网址紹介2024
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授業:「環境問題の社会学入門」では、環境問題や環境運動に関する188bet体育_188bet备用网址領域から解説します。「環境共存の社会学入門」では、自然環境と調和して共存してきた社会の特徴を探究します。他に「信州生態資源ゼミ」や「モノを辿るアプローチゼミ」など開講中。188bet体育_188bet备用网址分野:環境社会学、環境人類学主要著作:『熱帯雨林のポリティカル?エコロジー』(昭和堂、2012年)、「環境社会学の視点からみる世界史―先住者の生活戦略から探る持続可能な社会」(『岩波講座 世界歴史1 世界史とは何か』、2021年) 「熱帯材と日本人―足下に熱帯雨林を踏み続けて」(『環境社会学講座1:なぜ公害は続くのか』新泉社、2023年) 人文?社会?環境科学教育部門どんどんチャレンジしてください。人文?社会?環境科学教育部門「生物多様性はなぜ大切なのか?」と疑問を抱く人は多いですが、「文化財はなぜ大切なのか?」と疑問にもつ人は少ないのではないでしょうか。それぞれの生物種は、長い進化の“歴史”をもち、 “唯一無二”の存在であり、“資源”としての有用性も保持しています。生物多様性に関する基礎情報が蓄積されることで、多くの文化財と同様、大勢の人々にその重要性を認識してもらえると期待しています。188bet体育_188bet备用网址から広がる未来卒業後の未来像188bet体育_188bet备用网址から広がる未来卒業後の未来像金沢 謙太郎 教授上田高校、東京外国語大学ヒンディー語学科、筑波大学大学院環境科学188bet体育_188bet备用网址科修了後、東京大学大学院総合文化188bet体育_188bet备用网址科国際社会科学専攻にて博士号(学術)取得。神戸女学院大学准教授を経て、2008年秋信大に着任。浅野 郁 講師名古屋大学農学部生物環境科学科卒業。京都大学大学院人間?環境学188bet体育_188bet备用网址科修士課程卒業後、同大学院博士課程修了(博士?人間?環境学)。2019年に信州大学全学教育機構(現?全学教育センター)に着任。3「信州生態資源ゼミ」では、地域の湧水群やワサビ畑を訪れて、体感的に学ぶ機会を設けています。上の写真はいずれも安曇野市穂高の大王わさび農場(同農場百年記念館長の濱重俊氏の案内による)。アジアの香木に関する188bet体育_188bet备用网址(フィールドワーク)も行っています。写真左はビャクダン(白檀)の栽培地(インド、カルナ―タカ州コラール地区の農家とともに)。  写真右はジンコウ(沈香)の生育地(マレーシア、サラワク州バラム河上流域、先住民族の案内による)。東南アジア低地熱帯雨林を構成する樹種の中で優占する分類群の1つであるフタバガキ科の種子とその種子を主要な餌資源とする昆虫。環境マインド実践ゼミⅡ マレーシア演習旅行の様子。オランウータンの保護活動について現地スタッフの説明を受けている。環境科学関連の講義?演習科目を担当しています。専門は生物多様性科学、昆虫生態学。季節性の乏しい東南アジア熱帯雨林では、日本に分布しているような1年周期で開花?結実する植物は稀で、高木層を構成している樹種の多くは数年に1度しか花を咲かせません。また、低木層を構成している植物種の大半は、いつ?どれくらいの頻度で花を咲かせるのか未だ明らかになっていません。そこで、マレーシアのボルネオ島を主な調査地として、植物の繁殖頻度とそれら植物の繁殖器官を利用している昆虫の生態について地道な野外調査により188bet体育_188bet备用网址を進めています。 衛星画像や統計資料を使って「鳥の目」で眺望する作業は重要です。しかし、それだけでは現場で苦しみもがいている人びとの顔は見えてきません。地面を這いながらフィールドを見る「虫の目」が必要になります。問題の現場と机上を往復しながら見えてくるものを大事にしたいです。188bet体育_188bet备用网址にとどまらず、学生のうちは何事も失敗を恐れず、ソニー?マレーシアは「卒業証書をもって熱帯雨林へ」とリクルート広告で呼びかけました。私からいわせれば「卒業までに熱帯雨林へ」です。これまで関わった学生は、188bet体育_188bet备用网址者や公務員、環境関連企業などで活躍しています。私たち“ヒト”も陸上生態系を構成している1種です。生物学を学ぶということは、私たちヒトについても理解を深めることに繋がります。生物学的視点から人間社会を俯瞰することで、環境問題を含む様々な社会問題についても新たな気づきが生まれるでしょう。総合人間科学系全学教育センター総合人間科学系全学教育センター「鳥の目」と「虫の目」:環境問題への複眼的アプローチ植物の繁殖器官を利用する昆虫の生態と多様性の解明

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