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信州大学改革実行プランinGEAR

【inGEARキービジュアルのコンセプト】
 キービジュアルは「共創」と「エンゲージメント」をコンセプトにした、"組ひも"のイメージです。
 あちこちからステークホルダーが集い、同じ方向を目指すことで「共創」を、また、太さや長さ、色も違うベクトルは、集まるステークホルダーの多彩な業種、個性、多様性をイメージしており、カラフルな色合いはSDGsの実現を想起させるものとなっています。

信州大学改革実行プランinGEAR策定にあたり

 信州大学改革実行プランinGEAR 2022-2024をお届けします。これは、PLAN "the FIRST"(山沢プラン)、PLAN the N?E?X?T(濱田プラン)の続編(中村プラン)で、現執行部体制(~2024年9月30日)において、各理事?副学長がそれぞれの担当する目標とそれを実現するためのMethod(手段)を示したもので、いわば「ポートフォリオ」になります。これから2年半、信州大学を"エンゲージド?ユニバーシティ"にふさわしい大学へとシフトさせ、第4期中期目標?中期計画を着実に遂行するため、ギアを一段上げて大学改革を前に進めて参ります。

 2019年、文部科学省は「国立大学改革方針」を公表し、(1)高度で良質な人材育成拠点としての国立大学、(2)世界の「知」をリードし社会にインパクトを産みだすイノベーションハブとしての国立大学、(3)世界?社会との高度で多様な頭脳循環の中心にある国立大学、(4)社会や地域を支え?社会や地域から支えられる国立大学、(5)強靱なガバナンスに支えられた国立大学、(6)多様かつ柔軟に連携し、ネットワーク化する国立大学、(7)国立大学の適正な規模、の7つの国立大学が目指す姿を示しました。これらを一つ一つ実現していくためには、大学教員と職員とが協働して運営にあたる「教職協働」が重要と考えますが、私は、この考え方を更に一歩前に進め、大学の第一義的な当事者である学生を加えた「教職学協働」による大学運営(経営)を実現したいと考えています。この理念を定着、普及すべく、対話を中心にじっくりと時間をかけて、組織の機能開発(Organization Development)に取り組みます。教職学協働とOD活動によって、信州大学アイデンティティーを確たるものとし、信州大学を真に持続可能な大学にしていきたい、そう強く念じております。

 現代社会はVUCA(Volatility変動性、Uncertainty不確実性、Complexity複雑性、Ambiguity曖昧性)の時代と呼ばれています。予てより国立大学法人には、社会の変革のエンジンとなることが期待されてきました。VUCAの時代だからこそ、大学自体がゲームチェンジャーとなることが求められています。今後ますます、地方大学が地域の中で果たす「教育」「188bet体育_188bet备用网址」「社会貢献」の役割は大きく重要になってくると思われます。大学が中心となり、多様な学問分野、業界、世代、そして地域社会に分散している「人」や「知」を集約?結集すれば、そのシナジー効果によって、莫大な新しい価値、破壊的イノベーションを生み出すことが可能となります。SDGsの理念目標の浸透定着とも相まって、ウィズ/アフターコロナ社会ではグリーン回帰という新常識が世の中を席巻することになるでしょう。本学においてもその一翼を担うべく、グリーン?トランスフォーメーション(GX)に向けた教育188bet体育_188bet备用网址、社会貢献を加速していく必要があります。また、ウェルビーイング(個人と社会との幸せの循環)を達成するためには、サイエンスとアーツ(人文知)のコラボレーションこそ極めて重要なタスクとなります。これからの信州大学は、自然科学、社会科学、人文科学を総動員して、私たちの目の前に立ちはだかる難題に対して果敢に立ち向かっていかなければなりません。共に手を携え、明るい未来を切り拓くフロントランナーになろうではありませんか。私たち執行部一同、強い信念とリーダーシップをもって大学改革への歩みを着実に前に進めて参ります。

 本プランは、信州大学の全ての構成員に、第4期中期目標?中期計画期間中に本学が具体的に何を目標に何を達成しようとしているかについて深く理解いただき、「協働」することを目的としています。あわせて、地域社会や学外のステークホルダーの皆さまに、信州大学の目指すべき方向性や行動計画を知っていただき、本学の価値創造を加速化するため、ご覧いただきたいものです。引き続き、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

学長 国立大学法人信州大学長 中村宗一郎

inGEARの趣旨

 『信州大学改革実行プラン inGEAR』は、2022年度から始まる第4期中期目標期間において、信州大学の価値創造と社会的責任を果たすための具体的な行動計画です。
 地方大学が果たすべき5つの機能(LUCKY(※))を十分に果たすことが地方大学の地域に対する社会的責任であり、また、信州大学の存在意義であるという認識のもと、以下の三つの構成要素を元に、各理事?副学長がそれぞれの担当分野における『具体的な施策"Method"』を推進することにより、持続可能な社会の構築と信州大学のさらなる発展を目指します。

信州大学改革実行プランinGEARを構成する三つの要素

  1. 教職学協働による学び甲斐があり働き甲斐のある信州大学の構築を目指す
  2. "守破離ステップ"でひらく地域社会と信州大学の明るい未来
  3. "種発利サイクル"で産み出す持続可能な信州大学

 実施にあたっては、2011年から取り組んできた『PLAN"the FIRST"』、『PLAN the N?E?X?T』で培ったノウハウを活用しつつ、ギアを一段上げ、各施策を着実に推進します。そして、2024年には、3年間の実績の検証と、その結果を反映させ、また、信州大学長期ビジョン"VISION2030"が目指す姿を見据え、より進化した実行プランの再策定を行う予定です。
 この『信州大学改革実行プランinGEAR』の推進と、ステークホルダーの皆さまとの深い対話と共創により、社会とともに成長し新しい価値を創造する"エンゲージド?ユニバーシティ" を目指します。

inGEARの趣旨図解

(※)LUCKY:学びの機能(Learning)、寄り添う機能(mutual Understanding)、つなぐ機能(Connecting)、知の拠点機能(Knowledge)、産みだす機能(Yield)

デジタルパンフレット

inGEARデジタルパンフレット
信州大学改革実行プラン inGEAR 2022-2024
 第4期中期目標?中期計画の達成や信州大学の価値創造と社会的責任を果たすため、各理事?副学長が取り組む『具体的な施策"Method"』をまとめた行動計画です。
 各Methodの推進と検証を通じて教職員の力を一つに集結し、持続可能な社会の構築と信州大学のさらなる発展を目指します。